小児がんで6年前に天国へ旅立った杉山華連さん(享年13)を偲ぶチャリティマッチ“カレンカップ”の第4回が4日、神奈川県・大磯運動公園で開催された。

湘南ベルマーレの大ファンだった華連さん。世界中には難病と闘う子どもたちがたくさんいる、子どもたちに笑顔を届けたい。その思いから華連さんの父・太一さんが2021年から毎年、12歳以下のサッカー大会「カレンカップ」を主催している。

募金する子供たち

今回は8チームが参加、SFAT伊勢原SC(神奈川)が優勝した。募金活動も行っているチャリティマッチの大会で今年は90万3601円が集まった。寄付金の全ては、公益財団法人がんの子どもを守る会などに送られる。

優勝したSFAT伊勢原SC(神奈川)


大会には湘南ベルマーレの岡本拓也(32)、山田直輝(34)、舘幸希(26)の3選手も訪れた。華連さんの命日が自身の誕生日でもある岡本は「縁みたいなモノを感じますし、素晴らしい大会だと思います。これからも協力していきたい」と語った。

華連さんの父親・太一さん


大会を通じて父・太一さんは「今この時も難病と戦い明日生きていることが当たり前ではない子どもたちがたくさんいます。病室で華連から『パパ、私死んじゃうのかな』の言葉が今も忘れません。難病の子どもたちと、その家族にサッカーで笑顔を届ける活動を今後もしていきたいです」と呼びかけた。

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