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 21日に世界ラリーの最終戦「ラリージャパン2024」が開催されます。1年間日本のトヨタと韓国のヒョンデが激しいチームタイトル争いを繰り広げている中、両者が手を取り合ったイベントが行われました。そこにはどんな意図があったのでしょうか?

■「世界が一つになって」モータースポーツを盛り上げる

ヒョンデとトヨタが初めてタッグ この記事の写真

 イベントが行われたのは日本のお隣・韓国。集まった報道陣は何と300人以上。

トヨタ ヒョンデ

 世界を代表する自動車メーカー、ヒョンデとトヨタが初めてタッグを組んだモータースポーツのイベントです。

熱く盛り上がった

 シーズン中はバチバチのライバル関係ですが、この日は敵も味方も関係なし!トップドライバーたちが超絶テクニックを披露。3000人を超えるファンが熱く盛り上がりました

 その中心にいたのが…。

トヨタ 豊田章男会長 豊田章男会長
「サランヘヨ(愛しています)」 ヒョンデ チョン・ウィソン会長

 トヨタの豊田会長です。ヒョンデのチョン会長と手を取り合い、今回のイベントが実現しました。 実はここにモータースポーツの未来が詰まっていたのです。豊田会長に聞いてみました。

「クルマ好き連合」 豊田会長
「普通ビジネスだとビジネスマターになるけど、そうじゃなくて。クルマの未来作りには、手を結ぶ。元気を表すには一番スポーツの場というのが分かりやすいんです。クルマ好き連合みたいなもんでしょ。僕は大事な気がする」 メーカーの垣根をなくす

「世界が一つになって、モータースポーツを盛り上げていきたい」その想いでメーカーの垣根をなくしたといいます。

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■会長自らハンドルを握り…

■会長自らハンドルを握り…

さらに、モータースポーツの未来のためには絶対に欠かせないことがあると語っていました。

勝田貴元選手 豊田会長
「トヨタがモータースポーツをやる理由は、若い人が世界のトップカテゴリーに行く道を作ってあげること。例えば大谷翔平を見て、もっと言えばイチローさん見て、いろんなメジャーリーグに行こうという選手が増えたように、彼みたいになりたい、彼の背中を追いたいという若い世代ができる。モータースポーツの場合、敷居が高いと思うんですね。ドライバーというと、1期生の勝田貴元の次、誰が続くんだという時に、もっともっと若い世代の人たちに、(世界を目指せる)環境を作るのが私の役割」 世界基準のラリーカーを開発

その思いで、トップレベルを目指す若者たちが乗れる世界基準のラリーカーを開発。すでに海外ではそのマシンで、ラリーに挑戦するドライバーが続々と生まれています。

若手育成のための大会を開催

日本国内でも、勝田選手に続く次の逸材を発掘するべく、若手育成のための大会を開催。モータースポーツのすそ野は確実に広がっているといいます。

豊田会長自らハンドルを握る ラリーカーのすごさは…

「一人でも多くのファンを増やしたい」。ラリーカーのすごさを体験してもらうイベントでは、豊田会長自らもハンドルを握りました。

グッドポーズ!

放心状態からの…グッドポーズ!

女性
「心臓が爆発しそうで楽しかったです」 継続的に合同イベントを 豊田会長
「できたら(合同イベントを)継続的に。単発で終わるんじゃなくて。だから次のラリージャパンにこの流れを持っていきたい」 来週に迫ったラリージャパン

いよいよ来週に迫ったラリージャパンで再び顔を合わせるヒョンデとトヨタ。今度の舞台は、真剣勝負です!

(「報道ステーション」2024年11月14日放送分より)

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