このイベントは東京都が6年前から行っていて、会場となった東京体育館には、視覚障害者で競う柔道のほか、陸上、それにゴールボールなどを体験できるコーナーが設けられ、大勢の家族連れなどが訪れました。

このうち柔道のコーナーでは、アイマスクをつけた参加者がパリ大会金メダリストの瀬戸勇次郎選手と組み合って、相手の力の入れ具合で位置を探ることを学んだほか、得意の背負い投げをかけてもらい技の迫力を肌で感じていました。

また陸上のコーナーでは、パリ大会の走り幅跳び、足に障害のあるクラスで6位入賞を果たした前川楓選手などから、義足の仕組みについて説明を受けたあと、実際に着用して歩いて感触を確かめていました。

参加した子どもたちは「柔道の日本代表の選手を投げられてよかった」とか「目の前が見えない競技は怖さもあったが、すごく楽しかった」などと話していました。

瀬戸選手は「視覚障害者の柔道のことをまずは知ってもらって、競技を始める人が増えてほしい」と話していました。

前川選手は「パラスポーツを見てもらうことで、競技だけでなく障害のことももっと身近に感じてほしい」と話していました。

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