花園を目指す全国高校ラグビー広島県予選の決勝戦は、5年連続同じカードとなり、王者・尾道と古豪・崇徳が対決しました。

第104回全国高校ラグビー広島県大会の決勝戦。県内では17年間、無敵の強さを誇る尾道高校と古豪復活をかける崇徳の激突です。

序盤、尾道は崇徳の激しいタックルでミスを誘発され、なかなかトライを挙げることができません。逆に、崇徳がラインからモールで尾道を押し込み、先制トライ寸前まで攻め込みます。しかし、惜しくもノックオンで押し戻されます。

すると一転、尾道がフォワードでつなぎ、最後はゲームキャプテンの 藤原大稚 がボールをつかんで走るピック&ゴーを決め、先制。

尾道高校ラグビー部 藤原大稚 ゲームキャプテン
「ジャッカルだったりピック&ゴー行ったりとか、小さいすき間のところを自分が気づくのが一番得意じゃないかなというのは感じています」

さらに尾道はバックスに展開するラグビーが炸裂。最後は 藤原悠平 がスピードを生かしたトライを決めてリードを広げます。

しかし、前半終了まぎわ、ラインアウトから崇徳が得意のモールで尾道を押し込んでいきます。

実況 小宅世人 アナウンサー
「トライ。崇徳高校、魂のトライを見せた! 3番の上大晴」

崇徳が尾道から2011年以来のトライを挙げます。しかし、後半、自力に勝る尾道が次々にトライを奪い、66-7で快勝。18年連続19回目の優勝を決めました。

― この模様は、あさって20日(水)深夜1時25分からダイジェストで放送します。ラグビーの聖地・花園での全国大会は、12月27日から1月7日まで行われます。

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