アメリカ野球殿堂入りは、選手では大リーグで10年以上プレーし、引退から5年たつと候補者としての資格が得られることになっていて、全米野球記者協会に10年以上在籍する記者による投票で75%以上の票を得た候補者が選ばれます。
来年1月に発表される新たな殿堂入りの候補者が18日、発表され、28人の候補の中に2019年に引退したイチローさんが入りました。
ニューヨーク州のクーパーズタウンにあるアメリカ野球殿堂博物館ではこの日、投票用紙を発送する作業が行われ、イチローさんの名前も入った用紙を職員が1枚ずつ封筒に入れて郵便局に持ち込んでいました。
イチローさんは大リーグでデビューした2001年から10年連続で200本以上のヒットを打ち、2004年には262本のシーズン最多安打をマークするなど数々の記録を塗り替え、大リーグ通算で3089本のヒットを打ちました。
アメリカメディアは数々の実績から「イチローさんの殿堂入りは確実だ」と伝えていて、野球殿堂博物館の広報担当のジョン・シェスタコフスキーさんは「ここは野球の歴史が永遠に生き続ける場所であり、初めて日本選手が加われば多くのファンにとって特別な瞬間になるだろう」と話していました。
日本選手では2014年に野茂英雄さん、2018年に松井秀喜さんが候補者入りしましたが、いずれも殿堂入りは逃していて、イチローさんが選ばれれば日本選手として初めての快挙です。
アメリカの野球殿堂入りは、来年1月21日に発表されます。
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