女子駅伝日本一決定戦となるクイーンズ駅伝(第44回全日本実業団女子駅伝)が24日に行われる。日曜日、そのスタートラインに初めて立つ異色のチームが創部3年目のベアーズである。

1日約2軒 選手全員“家事のプロ”

平均年齢21歳の彼女らはランナーでありながら別の顔を持つ。家事代行サービスを展開する会社の一員として、日中は1日に依頼された約2軒の業務をこなす。

選手らはランナーでありながら日中は依頼された約2軒の家事代行業務をこなす

 選手全員が家事のプロフェッショナルである。“キッチン掃除が得意”な松井沙樹(25)は「上からだけではなくて水平から見ると汚れがよく見える。色んな角度からチェックしています」と、大掃除に向けての知識も披露してくれた。

家事のプロ&選手として積み重ねた日々

そんな彼女らは限られた時間の中でトレーニングを重ねてきた。一日のスケジュール例としても…
午前5:20-午前7:00/朝練習
午前9:00-午後4:30/家事代行業務
午後6:00-午後7:30/チーム練習
と日中の仕事を終えて、ようやく練習開始となる。会社の一員であり、選手である両面で日々を積み重ねてきた。

2回目の挑戦で掴んだクイーンズ駅伝の切符

10月20日の全国統一予選会ではクイーンズ駅伝出場圏内(16位までが進出)の14位に入り、2回目の挑戦で念願のクイーンズ駅伝への切符を掴んだ。

決戦は日曜日、家事のプロ集団が「女子駅伝日本一」決定戦を駆け抜ける

 決戦は日曜日、家事のプロ集団が「女子駅伝日本一」決定戦、日本最高峰の舞台を駆け抜ける。

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