NBA=アメリカプロバスケットボールのレイカーズでプレーする八村選手は、13日の試合後の会見で、日本バスケットボール協会に対し代表のあり方について「お金の目的があるような気がする」などと疑問を呈し、コーチ陣の人選に対しても「残念だ」などと発言しました。
この発言を受けて日本バスケットボール協会は20日、宇都宮市内で渡邊信治事務総長が取材に応じ「発言を非常に重く受け止めている」と述べました。
そのうえで、パリオリンピックの前に、日本で行われた強化試合に、八村選手は調整のため出場しないと聞いていたにもかかわらず、欠場の発表が当日になったことを挙げ「八村選手を商業目的のために引っ張ったという意図はなかったが、しっかりと伝わっていなかったのではないかと思う。もっとコミュニケーションを取るべきだった」と振り返りました。
そして、強化試合の相手が若手中心のオーストラリア代表と韓国代表だったことを踏まえ「本当に強化になる対戦相手とやるべきで、海外で試合するという選択肢も含めて、対戦相手をもっとしっかりと考えた方がいいという八村選手の思いも聞いている」と明かしました。
一方、コーチ陣の人選については「NBAでプレーする中で今の日本のコーチングやチームの作り方とは違うやり方もあるという考えから八村選手の中で『残念だ』と表現したと理解している。選手が一流であればあるほど、ヘッドコーチが一流であればあるほど、強化やコンディショニングについて考え方が違うということはあると思う」と理解を示しました。
そのうえで、改めてトム・ホーバスヘッドコーチのもとで、日本代表を強化していく考えを強調し、「今回の発言は八村選手のメッセージだと受け取り向き合うべきだったにもかかわらず、やってこなかったことを反省し改善していく」と述べました。
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