■ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12 日本 9ー1 アメリカ(21日・東京ドーム)

日本はアメリカに逆転勝利を飾り、スーパーラウンドは白星発進。この勝利で国際大会は2019年プレミア12の2次ラウンドメキシコ戦以降の3勝、2021年の東京五輪の全5勝、2023年のWBCの全7勝、アジアプロ野球チャンピオンシップの全4勝、そして今大会のオープニングラウンド全5勝を含め25連勝となった。

試合は1点ビハンドで迎えた5回、連打で好機を作ると坂倉将吾(26、広島)が適時二塁打を放ち同点に。2死一、三塁から小園海斗(24、広島)の適時三塁打で勝ち越しに成功した。さらに終盤には小園に2打席連続の本塁打が飛び出すなど9ー1と突き放した。投げては先発・髙橋宏斗(22、中日)が4回2安打8奪三振と好投で試合を作った。2番手・隅田知一郎(25、西武)が被弾も後半戦は0点に抑える力投で救援陣が繋ぎリードを守った。

オープニングラウンドを5戦全勝で飾った侍ジャパンはこの日から東京ドームでスーパーラウンドを迎えた。スーパーラウンドではグループA上位2チームの1位・ベネズエラ、2位・アメリカとグループB上位2チームの1位・日本、2位・台湾が総当たりで3試合ずつ戦い上位2チームが24日の決勝に進出となる。

スーパーラウンドの初戦はグループAを2位通過したアメリカ。先発マウンドに上がる髙橋は今季レギュラーシーズン21試合に先発し12勝、防御率1.38をマーク。前回登板となった15日の韓国戦では4回7安打8奪三振2失点(自責2)の投球だった。

髙橋の立ち上がりは1回、先頭のC.シンプソン(24)、2番・M.ショー(23)を二者連続の空振り三振に。2死を奪うと3番・L.リター(27)からも149㎞のスプリットで空振り三振を奪い完璧な立ち上がりを見せた。

打線はその裏、アメリカの先発・R.ヒル(44)に対し先頭の桑原将志(31、DeNA)がセカンドの失策により出塁。2番・小園は空振り三振も3番・辰己涼介(27、楽天)が中安打を放ち1死一、二塁とチャンスを広げた。しかし4番・森下翔太(24、阪神)は三邪飛、5番・栗原陵矢(28、ソフトバンク)は一ゴロに倒れ無得点となった。

髙橋は4回70球を投げ2安打8奪三振無失点の好投。5回表、2番手・隅田が登板するも迎えた先頭の6番・C.トーマス(23)にカウント1ストライクからの2球目、フォークを捉えられ、打球はレフトスタンドへ。先制を許した。

1点を追う展開となった打線はその裏、アメリカの2番手・D.トンプソン(30)に対し1死走者無しから7番・源田壮亮(31、西武)、8番・佐野恵太(29、DeNA)が中安打を放ち出塁。走者一、二塁と好機で9番・坂倉にライトへの適時二塁打が飛び出し同点に追いついた。さらに3番手・A.バーノン(25)に対し2死一、三塁から2番・小園がカウント1ー1からの3球目、ストレートを弾き返しライトへの適時三塁打に。3ー1と勝ち越しに成功した。

終盤に入り7回表は3番手・北山亘基(25、日本ハム)が登板し先頭に四球を与え走者を背負うも2者連続三振を奪うなど後続を抑え無失点に。

7回裏、死球などで1死一、二塁と追加点の好機でアメリカの6番手・Z.ミルズ(24)に対し2番・小園がストレートを捉えると打球はライトスタンドへの3ラン本塁打に。6ー1と大きく突き放した。

5点リードで8回表、4番手・藤平尚真(26、楽天)がマウンドに上がり無失点に抑える好投。8回裏、アメリカの7番手・C.ビュー(30)に対し8番・五十幡亮汰(25、日本ハム)が死球を受け出塁。悪送球の間に三塁を陥れると2死三塁から1番・桑原にセンターへの適時打が飛び出し7ー1。続く2番・小園にライトスタンドへの2ラン本塁打が飛び出し9ー1に。

9回表は5番手・横山陸人(23、ロッテ)がアメリカ打線に反撃を許さずリードを守って試合終了。侍ジャパンはスーパーラウンドの初戦に勝利。次戦は22日にグループA1位通過のベネズエラと対戦する。

【スーパーラウンド 決勝・3位決定戦】
11月21日(木) 日本 9ー1 アメリカ(グループA2位) @東京ドーム
11月22日(金) 日本ーベネズエラ(グループA1位) @東京ドーム
11月23日(土) 日本ー台湾(グループB2位) @東京ドーム
11月24日(日) 決勝または3位決定戦 @東京ドーム

決勝(スーパーラウンド1位、2位)、3位決定戦(スーパーラウンド3位、4位)11月24日(日)@東京ドーム

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