■男子ゴルフ・カシオワールドオープン 第2日(22日、高知県・Kochi黒潮カントリークラブ、7350ヤード、パー72)

大会ホストプロの石川遼(33、CASIO)が、首位のソン ヨンハン(33、韓国)と3打差の4位タイで決勝ラウンドへと駒を進めた。

初日に大会自己ベストの「65」をマークし絶好調の石川だったが、2日目は序盤からあとわずかのところでパットを決めきれず、我慢のゴルフが続いた。この日初めてのバーディは7番パー5。およそ4mのパットを沈めるとギャラリーから歓声が起こった。

スコアを1つ伸ばして折り返した後半は、13番パー4のセカンドショットをチャンスにつけバーディ。その後、14番、15番とバーディチャンスにつけるものの、パットを決めきれずパー。17番では第2打をバンカーに打ち込みピンチを迎えたが、カップをかすめるナイスリカバリーをみせ何とかパーでしのいだ。

なかなかスコアを伸ばせない中で迎えた最終18番パー5では、バンカーからの第3打をしっかりとピンそばに寄せ、バーディフィニッシュ。石川は2日続けてノーボギーのラウンドで、通算10アンダーの4位タイ。大会初制覇へ、そして逆転での賞金王へ向け、好位置で折り返した。

「我慢の時間もありましたし、耐えなきゃいけない所もあったんですけど、何とかピンチも凌げましたし、明日に向けていい終わり方ができたと思います」と、2日目を振り返った石川。週末の決勝ラウンドへ向け「今日1日で気持ち的には割と落ち着けたので、今日悪かった所をしっかり修正して、いい残りの2日間にしたいなっていう気持ちでいっぱいですね」と意気込んだ。

賞金ランキング1位の平田憲聖(23、ELECOM)は、前半2度の3パットを喫しボギーとするなど5バーディ、3ボギーと出入りの激しいゴルフで、通算6アンダー、19位タイ。平田と同組で賞金ランキング2位の金谷拓実(26、Yogibo)は、3バーディ、ノーボギーで通算7アンダー、13位タイで予選ラウンドを終えた。

【カシオワールドオープン第2日】
1位 ー13 ソン ヨンハン
2位 ー12 清水大成
3位 ー11 岩田寛
4位 ー10 石川遼、河本力、山田大晟
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13位 ー7 金谷拓実、他5名
19位 ー6 平田憲聖、他6名 

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