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第3回世界野球「プレミア12」決勝
日本 0対4 台湾 東京ドーム

全勝で大会2連覇を目指す侍ジャパンは、23日に台湾と対戦した。
侍ジャパンは5回に4点を先制されると、8試合で63得点した打線が台湾の投手陣を打ち崩すことができず、0対4で台湾に敗れ、惜しくも準優勝。
台湾は国際大会初優勝を成し遂げた。

1回表、侍ジャパンの先発・戸郷翔征投手(24歳・巨人)が2アウトからヒットを許すも、前日の試合で、ホームランを打った4番・林安可選手を得意のフォークボールで三振に切って取り、無失点で切り抜ける。

3回裏、侍ジャパンの先頭打者・源田壮亮選手(31歳・西武)がピッチャーのグラブを弾く内野安打で出塁する。
その後、2アウト1塁2塁、一打先制の場面で2番・小園海斗選手(24歳・広島)が大きな打球を放つもセンターフライに倒れる。

■5回に台湾打線が2HRで4得点を先制

すると、台湾打線が戸郷投手に牙をむく。
5回表、ノーアウトランナーなしの場面で8番・林家正選手が右中間へのホームランを放ち、台湾が先制する。
さらに、1アウト1塁2塁の追加点のチャンスで3番・陳傑憲選手がライトスタンドに飛び込む3ランホームランを放ち、台湾が4対0と初優勝へ近づく。

■追加点を許さない源田選手と牧選手のファインプレー

追いかける侍ジャパンは、守備でチームを鼓舞する。
7回表、ここまで得点を奪えず、4点差を追いかける侍ジャパンは、2アウト2塁3塁とピンチを迎える。
ここで、ショート前に打球が転がった打球を源田選手が前にチャージして、ランニングスローで1塁へ送球。
ファースト・牧秀悟選手(26歳・DeNA)もショートバウンドの送球を見事にキャッチしたが、塁審の判定は「セーフ」。
台湾に追加点が入ったと思われたが、井端監督のチャレンジが認められ、判定が「アウト」に覆る。
源田選手と牧選手のファインプレーで、このピンチを切り抜ける。

■侍ジャパンは完封で大会2連覇を逃す

9回裏、先頭打者・辰己涼介選手(27歳・楽天)がヒットで出塁するも、その後のバッターが続かず、 0対4で試合終了。
侍ジャパンは決勝の舞台で今大会初の完封負け。
全勝優勝で大会2連覇を目指したが、その目標を達成することができなかった。 優勝した台湾は、国際大会で初の栄冠を手に入れた。

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