ゴールデン・グラブ賞の表彰式は都内のホテルで行われ、受賞した選手たちがスーツ姿で登場し、それぞれの選手が愛用しているグラブやミットのデザインを元に作られた金色のトロフィーが贈られました。

巨人 吉川尚輝はリーグ最多得票

巨人のセカンドとして4年ぶりのリーグ優勝に貢献し、リーグ最多の得票数で初めて受賞した8年目の吉川尚輝選手は「ずっと取りたかった賞をやっと受賞できた。たくさんの票を入れてもらって感謝しているし、びっくりしているしうれしく思う」と話して笑顔を見せていました。

巨人 岡本和真「来年もたくさんカバーできるよう頑張る」

ファーストで初めて受賞した巨人の岡本和真選手は「選んでもらえて本当にうれしい。ファーストの自分が捕球しないとアウトが成立しないのでしっかり捕る。ワンバウンドもカバーするという気持ちで取り組んできた。来年もたくさんカバーできるように頑張りたい」と話していました。

DeNA 山本祐大「1人でも多くの投手を支えたい」

キャッチャーで初受賞し、独立リーグ出身の選手では初めての受賞となったDeNAの山本祐大選手は「評価してもらえてうれしいしありがたい。キャッチャーは支えるポジションであまり目立たないが1人でも多くのピッチャーを支えていきたい」と意気込んでいました。

広島 矢野雅哉「プロになって一番 取りたかった賞」

ショートで初受賞となった広島の4年目、矢野雅哉選手は「プロ野球選手になって一番、取りたかった賞なのでうれしい」と話していました。

また、先輩の菊池涼介選手にもらったスーツで出席し「10回受賞している菊池選手に少しでも近づけるように頑張りたい」と意気込んでいました。

一方、パ・リーグでは4年ぶりのリーグ優勝を果たしたソフトバンクから球団別で最多の5人が選ばれました。

ソフトバンク 甲斐拓也は最多タイの7回目

2年ぶり7回目の受賞で今回の受賞者の中では最多に並ぶ受賞回数となったキャッチャーの甲斐選手は「一から自分を見つめ直して守備から取り組んでいこうと臨んだシーズンだったのでとてもうれしい」と喜びを語りました。

ソフトバンク 山川穂高「無縁だと思っていたので光栄」

また、11年目にしてファーストで初受賞となったソフトバンクの山川穂高選手は「僕には無縁だと思っていたので光栄に思う。凡ミスもしてしまったのでそういうプレーはないようにしたい」と話していました。

楽天 辰己涼介は金色の姿で登場

また、フライなどで打者をアウトにする「刺殺(しさつ)」の数で1シーズンでの外野手のプロ野球記録を更新した楽天の辰己涼介選手はリーグ最多の得票で4年連続4回目の受賞です。

辰己選手は金色のスパンコールがあしらわれたタキシードに金髪、顔や手も金色に塗られた派手な姿で登場して会場を盛り上げました。

辰巳選手は「2年前の授賞式で上下、金色で来ると話したので約束を守った。この衣装とは打って変わって堅実な守備が売りなのでここに来られてよかった」と話していました。

西武 源田壮亮も7回目 「もっと精度を」

パ・リーグのショートで最多に並ぶ7回目の受賞となった西武の源田壮亮選手は「毎年、目標にしている賞なので受賞できてとてもうれしい。小さいときからアピールポイントは守備だったし、これからも変わらないので負けないようにしたい。今シーズンはもったいないミスもあったのでもっと精度を高めていきたい」と話していました。

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