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東京大学のエースとして、リーグ戦通算8勝。大学日本代表にも選ばれた大越健介キャスター(63)が、40年の時を経て、あのころの球速を目指す挑戦、第2弾です。

前回の放送が終わって、周りの反応はどうだったのでしょうか。

この記事の写真 大越健介キャスター
「『おもしろかったよ』って。『何がおもしろいの』って聞いたら『オヤジが奮闘する姿って、結構、キレイだね』って。『やれば出来るんじゃん』とかって、『俺もちょっと走ってみようかな』とかっていう人が周りにもいたりして」

130キロへの道。今回もお付き合いいただくのは、松坂大輔さんです。

130キロを目指すのに必要なのは、1にも2にも体づくり。

松坂大輔さん
「このプロジェクトに欠かせないトレーナーの方をお呼びしてます。木村さんお願いします」

木村匡宏トレーナー。多くのプロ野球選手や、アスリートをサポートするトレーニングの専門家です。木村トレーナーは、手始めに大越キャスターの手を取り、何やら体のチェックをします。

木村匡宏トレーナー
「松坂さんと大越さんは、おそらく体幹の使い方が違う」

どういうことでしょうか。

木村匡宏トレーナー
「松坂さん腰の裏をさすっていただいて、力が抜けていってしまう。大越さんは腰の裏をさすっていただくと、力が入ってくる」 大越健介キャスター
「あれ?不思議だな」 木村匡宏トレーナー
「松坂さんは、胸をたたくと、力が入ってくる感じ。松坂さんは、起き上がったところから前に倒れていく。大越さんは、かがんだところから上に上がってくるという。これで体幹の力が変わってくる」 松坂大輔さん
「だから(大越さんの)フォーム的にも合っている」

大越キャスターは、腰をさすると、体幹のスイッチが入る。松坂さんは、胸の上をたたくと、体幹のスイッチが入る。これが、体幹の使い方による違い。トレーニングも、体幹の使い方に合わせて行うことが重要だといいます。

では、まず、お腹のトレーニング。

木村匡宏トレーナー
「腰の筋肉に、しっかり刺激を入れていきたいです。後ろに倒れて、それでリラックスして起き上がってきて、最後にグっと力を入れる。OKです」 大越健介キャスター
「みんな笑っているけど、これ、大変だよ」

続いては、背中。

木村匡宏トレーナー
「一番、大越さんの大事なところが、腰の真ん中の部分。ここに力が集まるように、グーっと起き上がる。そうすると、4つの点に力が集まってくるので、この状態を作っていきたい」 大越健介キャスター
「これ1セットというか、何日間隔に何回くらい」 木村匡宏トレーナー
「5回をしっかりやる。しっかり2セット」 大越健介キャスター
「5×2セット毎日。それならできるかもしれないですよね」

その後も、球速を上げるのに効果的だというさまざまなメニューに取り組んでいきます。

松坂大輔さん
「きょう、打ち合わせのときにボールペン握れないかも」 大越健介キャスター
「きょう番組休んでもいい?」 大越健介キャスター
「きょう、教えていただいたものを、毎日、反芻しながらできるだけ時間を見つけて、必ず繰り返すようにして、がんばります。ありがとうございました」

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■トレーニングを始めて1カ月半 球速の測定日

取材や放送の合間を縫っては、トレーニングに励む大越キャスター。それは海外でも、東京のスタジオでも。

大越健介キャスター
「場所は、どこであっても130キロに挑戦する気持ちは、決して心のなかでは消えていないので…」

トレーニングを始めて1カ月半、球速の測定日です。

大越健介キャスター
「トレーニングは、ちゃんとやってきたので、やった努力の分だけは、成果が出るんじゃないかなと信じています」

前回の最速は106キロでした。今回は、どこまで伸ばせるのでしょうか。

大越健介キャスター
「100キロか。結構、いま割といい感じで投げて100キロ。壁高いな106キロ」

コンスタントに100キロは超えるものの、なかなか球速が上がりません。

大越健介キャスター
「この前、106キロが出たのが、ひょっとしたら奇跡なのかもしれない。まだ、いきますよ。きょうは、肩壊れてもいいくらいまでやりますから」

熱投を続ける大越キャスター。そして、この日ラストの投球。

大越健介キャスター
「よいしょ!102.5キロ。まあ、良しとしようか。体の限界を含めて。106キロは超えたかった。いまのやれる範囲の精一杯だと思うし、まだ伸びしろはあると思っているんですけど、今の地力の全力は、マックス100キロ台前半なんでしょうね。がんばります」 この記事の写真を見る
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