残り2試合で、2位サンフレッチェ広島に勝ち点差3。勝ち点を積み上げることができれば、Jリーグ連覇に大きく近づくヴィッセル神戸。11月30日の柏レイソル戦を前に、監督と選手が胸の内を語りました。
チームを率いる吉田孝行監督が、まず口にしたのが「大事な戦い。相手も残留争いの中で強い気持ちで向かってくる。まずは気持ちの面で受けに回らないこと、自分たちで仕掛けていく姿勢が大切」の言葉。そのうえで、「難しいゲームになったとしても、今年1年ずっとやってきた(サッカー)、自分たちがやるべきことを妥協しないでやって勝ち点3をとる」と力強く宣言しました。
1年間かけて選手と共につくりあげてきた組織的なサッカー、そのサッカーに結果が伴って選手たちの自信、「自分たちがやるべきことを徹底する」の合言葉につながっていると説明しました。
決戦を迎える選手も同様の反応。今シーズンは副キャプテン、そしてディフェンス陣のリーダーとしてチームを支えてき山川哲史選手は、「まずは気持ちで絶対に負けないように戦いたい。1年間かけて、やるべきことをやり続けて、妥協せずに少しずつ積み上げてきたことが今のチームの強さにつながっている」と積み上げてきたことに対する自信を口にした上で「年間で2つ(のタイトル)を獲れるのは、チームとしての偉業、そこを目指して戦っていきたい」と語りました。
勝ち点1以上(引き分けか勝利)を獲得できれば、翌日(12月1日)のサンフレッチェ広島の成績によっては、優勝が決まる状況に「自分たちはまず勝ち点3を得る。その勝ち点3をとってから他のチームの結果を見たい」と答えた吉田監督。「リーグのタイトルが今シーズンの最大の目標。そこを獲りに行くだけ。そのために今1番大事なのは、天皇杯を優勝して満足しないこと。目の前の試合に集中してあすの試合に全てをぶつける。とにかくみんなでやるだけです」と締めくくりました。
ヴィッセル神戸が天皇杯に続く2冠、リーグ連覇に大きく近づくことができるのか。今シーズンを左右する柏レイソルとの大一番に注目です。
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