■ジャパンゴルフツアー表彰式(2日、ANAインターコンチネンタルホテル東京)
日本ゴルフツアー機構(JGTO)は2日、都内で2024年のジャパンゴルフツアー表彰式を行い、最終戦の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で賞金ランキング1位の平田憲聖(24、ELECOM)を逆転し、自身初となる賞金王のタイトルを獲得した金谷拓実(26、Yogibo)が最優秀選手賞など7冠に輝いた。
金谷はアメリカPGAツアーの出場権をかけた2次予選に出場するため不在だったが、代わりに母・美也子さんが出席。計7度トロフィーを受け取り大忙しの美也子さんは「びっくりして嬉しいです。みなさんに夢を与えていけるような、感動を与えられるような選手になってもらいたい」と、息子を称えると共にエールを贈った。
最優秀選手賞発表時には本人のビデオメッセージが流れ「逆転での賞金王になれたことは本当に嬉しく思っています。今週の予選会頑張ってきます」と喜びを伝えた。
最後まで賞金王レースを引っ張った平田は最優秀新人賞とゴルフ記者賞の2冠を獲得。「名前が呼ばれるまで知らなかったのでびっくりしました。たくさんの若い選手がいる中で、この賞をいただけて嬉しく思いました」と、思いがけないサプライズ受賞に喜びつつも「賞金王は自分の目標だったので取りたかった」と、寸前で逃したビッグタイトルへの悔しさを滲ませた。
この日は黒色のスーツに赤いネクタイ姿で登場。こだわりがあるかと思いきや「登壇すると思っておらずネクタイを持ってきていなくて先輩に買ってきてもらいました。気に入っています」と、ネクタイを先輩に買ってきてもらったエピソードで記者を笑わせた。自身へのご褒美について質問が飛ぶと「自分には欲しいものがないので、実家で飼っているワンちゃんにいいご飯を食べさせて長生きしてもらいたい」と、シーズン中に癒しとなった愛犬へのご褒美を誓った。
12日から来季米ツアー出場権をかけた最終予選会に挑む平田。「初めての挑戦でコースも回った事ないですし、全てが初めてだと思うんですけど、自分のできるベストを尽くして5位以内を目指して頑張りたいと思います」と、PGAツアー出場資格を得られる5位以内を目指し意気込んだ。
<2024年度ジャパンゴルフツアー表彰式受賞者一覧>
【最優秀選手賞】
金谷拓実(26、Yogibo)
【賞金ランキング賞】
金谷拓実
【メルセデス・ベンツ トータルポイントランキング賞】
金谷拓実
【最優秀新人賞 島田トロフィ】
平田憲聖(24、ELECOM)
【ABEMAツアー賞金ランキング賞】
山田大晟(29、相模原ゴルフクラブ)
【平均ストローク賞】
金谷拓実
【平均パット賞】
清水大成(25、ロピア)
【パーキープ率賞】
金谷拓実
【パーオン率賞】
金谷拓実
【バーディ率賞】
清水大成
【イーグル率賞】
幡地隆寛(31、ディライトワークス)
【ドライビングディスタンス賞】
河本力(24、大和証券)
【フェアウェイキープ率賞】
稲森佑貴(30、国際スポーツ振興協会)
【サンドセーブ率賞】
平本世中(25、フリー)
【トータルドライビング賞】
金谷拓実
【ゴルフ記者賞】
平田憲聖
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