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 1年2カ月後に開催されるミラノ・コルティナオリンピックの選考会の真っただ中にあるカーリングのミックスダブルス。注目は17歳差の「ミユヤマペア」です

■山口選手、17歳年下の上野選手から「大きな刺激」

 今年3月のカーリングミックスダブル日本選手権、頂点に立ったのは大会初出場で結成わずか9カ月の2人でした。平昌オリンピック代表の大ベテラン山口剛史選手(40)と、上野美憂選手(23)の通称・ミユヤマペアです。

平昌オリンピック代表の大ベテラン山口剛史選手(40)と、上野美憂選手(23) この記事の写真 上野選手
「(Q.隣の山口さんがどんな方か、当然ご存じ?)小さいころから知ってます」 山口選手
「教える立場なのかもしれないけど、どちらかというと教わっている立場のほうが多い」

 実は山口選手、17歳年下の上野選手から大きな刺激を受けているといいます。

17歳年下の上野選手から受けている「大きな刺激」 山口選手
「度胸のあるプレー。カーリングを長くやっていると、『この場面、こういうショットって難しい』なとか、結果がチラついたりするんですけど。(上野選手は)『やっちゃえ!やっちゃえ!』みたいな雰囲気でやっちゃうから。そういうところは、すごいなって思う」

 上野選手が放つ、思い切りの良いショット。これに山口選手の経験豊富なカーリング知識が加わることで、絶妙なコンビネーションを生んでいるといいます。

絶妙なコンビネーション 上野選手
「私が無鉄砲に進んでしまうところを上手く視野を広く、上手く歯止めをかけてくれている」 山口選手
「美優とペアを組んでいると、カーリングをもっと上手くなりたいっていうエネルギーを勝手にもらっているんですけど。それが、どんどんどんどん自分の中で広がっていくので、いい人に出会ったなと」

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■2連覇へ向け好スタート

■2連覇へ向け好スタート

 そして、3日に開幕したカーリングミックスダブル日本選手権でも、ミユヤマペアの度胸のあるプレーが光りました。

 第1エンド、ナンバーワンの黄色ストーンがミユヤマペア。複数得点を獲得するためには、赤のナンバーツーをはじきつつ自分たちのストーンを守らなくてはなりません。一歩間違えると、大量失点。大胆かつ繊細なショットが求められます。

 赤のガードストーンをよけて、ナンバーツーを弾いて、自分たちの黄色ストーンは守り2点を獲得。終始リードを守り切ったミユヤマペアが、2連覇へ向け好スタートを切りました。

17歳差の上野選手に期待することは? 山口選手
「(Q.17歳差の上野選手に期待することは?)上野に期待したい部分…。『2024年の上野はこんなもんじゃない』まだまだドヤ顔が出ると思っていますので楽しみにしててください」

(「報道ステーション」2024年12月3日放送分より)

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