大会は神奈川県藤沢市で6日から2日間の日程で開かれ、初日は男女シングルスなどの予選リーグが行われました。

女子では、パリパラリンピックのシングルスで、日本選手初の金メダルを獲得した和田選手が、最初の試合を多彩なサーブや力強いファアハンドなどで圧倒して、ゲームカウント3対0のストレートで勝ちました。

和田選手はこのあとの2試合も1ゲームも落とさず、予選リーグ3戦全勝で7日の決勝トーナメント進出を決めました。

また、パリ大会銅メダルの古川選手は、大会後に取り組んでいるという緩急を生かした攻めを軸にポイントを重ねて、こちらも予選リーグ3試合で1ゲームも落とさず、3連勝で決勝トーナメントに進みました。

メダリストの2人が実力を示し、7日の決勝トーナメントでは、ともに勝ち上がれば準決勝で対戦します。

和田「優勝して大きなトロフィーを取りたい」

和田なつき選手は「きのうまでは緊張していたが、試合会場に着いたらやるぞという気持ちになった。サーブのできは8割くらいで、照明や打つ感覚を確認しながら出していた」と予選リーグの最初の試合を振り返りました。

そのうえで「パラリンピックのあとは卓球のやる気がなくなったり、つらい時期もあったりしたが、10月のフランスでの大会で日本選手に負けて、またやる気が出て、今は燃えている。この大会で優勝して大きなトロフィーを取りたい」と意気込みを話していました。

古川「新しいことに挑戦した」

古川佳奈美選手は「やったことのないサーブを試したり、レシーブからいろいろなことをしたり、新しいことに挑戦した。ずっと同じだとみんなにも慣れられて勝てないと思っている。次のパラリンピックまで4年あるので、地道に練習しながら、やってきたことが試合で通じるのかを試し続けていきたい」と話していました。

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