DeNA 新人選手の入団発表 ドラフト1位 竹田祐「連覇の一員に」

DeNAの新人選手の入団発表は横浜市内で行われ、ことしのドラフト会議で指名された育成選手を含む9人が三浦大輔監督などとともにおよそ1000人のファンの前に登壇しました。

このうち、ドラフト1位の竹田投手は最速153キロのストレートに加えカーブやスライダー、フォークボールなど多彩な変化球が持ち味の右ピッチャーで、即戦力として期待されています。

背番号「12」のユニフォームに袖を通した竹田投手は「ベイスターズはファンと選手が一致団結して戦っていると思うし、そういうチームに入れて光栄だ。小学校から夢に見ていたプロの舞台でこのユニフォームを着て野球できることがうれしいし頑張りたい」と気を引き締めていました。

また、会見で三浦監督への印象について質問されると「小さいときから見ていた選手で実際に会ってみて想像よりも大きくてかっこいい。昔、野球ゲームで監督を使わせてもらっていました」と話して会場を笑わせていました。

そして、色紙に「勝つ」という目標を書き、「自分が投げる試合にすべて勝って自分自身にも勝てるような選手になりたい」と説明したうえで、「チームに貢献しリーグ優勝と日本一連覇の一員になれるように頑張りたい。将来はハマのエースと呼ばれるようになりたい」と意気込んでいました。

三浦監督は「プロの世界では相手と戦う時間は意外と短く、自分との戦いが多い。それに勝って1軍のマウンド、打席で戦っていけるようにきょうの日を忘れず頑張っていってほしい」とエールを送りました。

DeNAにドラフト3位で入団する徳島インディゴソックス、加藤響選手は入団会見で「走・攻・守の三拍子がそろっているところがセールスポイントなのでそれを生かして横浜スタジアムで暴れたい」と意気込みを話しました。

また、神奈川県出身で小学生の時に「ベイスターズジュニア」に選ばれている加藤選手は「ジュニアではなく次はちゃんとプロの舞台になるのでこのユニフォームを着てリーグ優勝と日本一に貢献したい。当時、お世話になった人も球団にいるので活躍して恩返しをしたい」と話していました。

ドラフト4位で入団する高知ファイティングドッグスの若松尚輝投手は入団会見で「小さいときから夢に見ていたプロ野球のユニフォームを着て新鮮な気持ちと、ここからがスタートだと強い気持ちになった」と話していました。

また、DeNAの印象について「ファンとチームが一体となっているイメージが強い。そのようなチームでプレーできるのはとてもうれしい」と笑顔を見せました。

そのうえで「マウンドでの投げっぷりとストレートに注目してほしい。開幕一軍と新人王を目指して息が長い、若松が投げたら勝てると言われるようなピッチャーになりたい」と目標を掲げました。

ドラフト5位で入団するおかやま山陽高校の田内真翔選手は入団会見で「テレビで見ていたユニフォームを着ることができてうれしい。1日でも早く試合に出たいと思う」とユニフォームに袖を通した感想を述べました。

そして「自分は肩の強さを生かした守備と甘い球を逃さないバッティングがアピールポイントだ。誰よりも練習をして、いつか首位打者のタイトルを獲得できるように頑張りたい」と意気込んでいました。

DeNAに育成ドラフト2位で入団する阿南光高校の吉岡暖投手は、入団会見で「やっとプロ野球選手になったという実感がわいてきた。これから覚悟を持って取り組んで行きたい」と話していました。

また、三浦監督と初めて会った印象について「純粋にかっこよかったし野球でも記録を残しているすごい人だと思う。いつかは自分もリーゼントにしてみたい気持ちがある」と話して会場をわかすと、三浦監督は「髪型についてはあまりまねはしないほうがいいかなと思います」と笑顔で応えていました。

そして「一日でも早く支配下選手になって、先発ローテーションの柱になりたい」と意気込んでいました。

育成ドラフト3位で入団する青森の八戸工大一高の金渕光希投手は、入団会見で「小さいころの夢だったプロ野球選手になれたという気持ちと、次のステージで野球ができるというわくわく感でいっぱいだ。DeNAはファンも選手も、常にお祭り騒ぎという印象があり、その輪の中に入れて光栄だ」と話していました。

そして「育成での入団だが、一日でも早く支配下登録を勝ち取って、ファンの方を笑顔にできるような選手になりたい。息が長く、安心して見ていられるピッチャーを目指したい」と抱負を述べました。