DeNAは5日、横浜市内で今秋ドラフトで指名した新入団選手の発表会見が行われ、ドラフト1位の竹田祐(25、三菱重工West)、ドラフト2位の篠木健太郎(22、法政大)ら全9選手が出席。会場には多くのファンが駆けつけた。

新入団選手の背番号も発表され竹田は背番号「12」に決定。ユニフォームに袖を通した竹田は「かっこいいユニフォームを着れて嬉しい、青は似合うと思うので良いと思います。10番台なので1年目から結果を出していきたい」と意気込みを語った。

竹田は明治大4年時、そして社会人2年目のドラフト解禁年だった昨秋と2度の指名漏れを経験。「2023年は悔しいシーズンになったのでラストチャンスだと思って毎日後悔ないように練習してきたのでその結果がドラフト1位となってよかったなと思います」と振り返った。

会見では初心表明として色紙に“勝つ”の二文字。「目標は“勝つ”です。投げる試合に全て勝ち、自分自身に勝てるような選手になれるように頑張ります」と力強く話した竹田。

続けて「ハマの〇〇」に当てはめて呼ばれたい愛称を聞かれると”ハマのエース”と回答。「”ハマのエース”と呼ばれるようにチームに貢献し、リーグ優勝、日本一連覇の一員となれるよう頑張ります」と堂々とした姿勢を見せ会場からは拍手が起きた。

三浦大輔監督(50)の印象について問われると「小さい時からテレビで見てきて実際会ってみてすごく大きくてかっこよかったです。よく昔パワプロで使わせていただきました」と笑いを誘った。その後もファンから寄せられた『年俸1億円超えは何年後?』というストレートな質問に「いっぱい練習してレベルアップして3年後には。頑張ります」と回答し会場を沸かせた竹田。三菱重工Westの同僚からのサプライズ映像では歌を無茶ぶりさせられるも堂々と平井大のAnniversaryを熱唱。その美声を披露し会場にいるファンの心を掴んだ。

竹田は自身のアピールポイントを「バッターに向かっていく姿勢とマウンドでの姿、気迫のこもった投球」と話した。その言葉通り150㎞台と球威のあるストレートを武器に即戦力として開幕ローテーションに期待がかかる。「投げる試合、全力で投げていけば結果は勝手についてくると思うのでまずは目先の試合を全力で腕を振って投げたいと思います」と1年目からの活躍を誓った。

チームは今季リーグ3位から“下剋上”を果たし、見事26年ぶりの日本一に。三浦監督は「ようこそ横浜DeNAベイスターズへ。ここからプロ野球選手としてスタートしてプロフェショナルとして戦っていくわけですけど、自分との戦いに勝ってプロのグラウンドで戦っていけるように今日の日を忘れず頑張っていってもらいたい」と新入団選手に激励の言葉を贈った。

DeNAでは明治大の先輩にあたる入江大生(26)や伊勢大夢(26)がチームメイトとなる。「二人に負けないように自分も必死にしがみついていきたい。心強い味方だと思います」と話し再びチームメイトとなった先輩の背中を追いかけ前を見据えた。

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