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 フランス・グルノーブルで行われているフィギュアスケートグランプリファイナル。

坂本花織(24) この記事の写真

 浅田真央さん以来11年ぶりのファイナル連覇が懸かる坂本花織選手(24)。ショートプログラム4位からの逆転を目指し、フリーの演技に挑みました。

 坂本選手は最初のダブルアクセルを皮切りに、前半のジャンプを次々と成功させます。

 そして、基礎点が1.1倍になる後半のジャンプ。最初のコンビネーションを着氷させると、転倒など大きなミスなくまとめた坂本選手が暫定1位に立ちます。

■ファイナル初出場の千葉百音

千葉百音(19)

 そして5番目で登場したのが、ファイナル初出場の千葉百音選手(19)です。

 トップとわずか0.71ポイント差の2位につけ迎えたフリー。冒頭のコンビネーションを美しく着氷させると、続く3回転サルコウもしっかりと決めて順調な滑り出しを見せた千葉選手。

 彼女の大きな武器でもある繊細で豊かな表現力と正確なスケーティングで氷上を駆け巡ります。

 疲れが出始める後半の連続ジャンプも成功させます。そして演技の終盤ではグルノーブルの会場を引き込む優雅なステップはレベル4。

 さらに3つのスピンでも、すべてをレベル4でそろえた千葉選手、トップに立ちます。

 世界一を争うライバルたちも笑顔とピースで健闘をたたえます。

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■日本勢に立ちはだかる全米女王の演技

■日本勢に立ちはだかる全米女王の演技

アンバー・グレン(25)

 そして最終滑走はアメリカのアンバー・グレン選手(25)、今回ショートで唯一の70点台を記録しました。

 このフリーでも素晴らしい出来栄えで大技・トリプルアクセルを決めました。その後のジャンプも次々におりて高いレベルで演技をまとめる、全米女王が貫録の演技を見せます。

 その得点は、フリーでもただ一人140点台というハイスコアで初の金メダルを獲得しました。

 千葉選手の初出場初優勝とはなりませんでしたが、堂々の銀メダルでファイナルを終えました。

■氷上の戦い終えて 坂本&千葉コメント

左から千葉百音、アンバー・グレン、坂本花織 グランプリファイナル 女子フリー銀メダル 千葉選手
「フリーの演技がとても完璧といえるものではなくて、結構悔しい気持ちがいっぱいあるんですけど。とりあえず初出場で銀メダルを取れたっていう経験をしっかり、この後の大きい大会に生かしていけるように頑張りたいです」 グランプリファイナル 女子フリー銅メダル 坂本選手
「良い時ばかりじゃないんだってこの大会で経験できましたし、それが次に生かされると思うので。生かせるか、生かせないかは自分次第だと思うので、それも自分を知るための経験だと思ってこれからも頑張っていきたいです」

(「グッド!モーニング」2024年12月8放送分より)

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