第3回を迎えた現役ドラフトで巨人から阪神へ移籍となった畠世周(30)が9日、球団を通じてコメントを発表した。

畠は「ジャイアンツに在籍した8年間、監督やコーチ、チームメイトに恵まれ、かけがえのない時間を過ごすことができました」とコメント。「何よりファンの皆様には、どんな時でも温かく声援を送っていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。怪我が多く、リハビリでくじけそうになった自分に『待っているから』と、とてもありがたい言葉をかけていただいたことは忘れません」と感謝を述べた。

続けて「このたび、阪神タイガースに移籍することになりました。お世話になったジャイアンツの皆様に恩返しができるよう、阪神タイガースの力になれるよう、目いっぱい腕を振っていきます。ジャイアンツファンの皆様、8年間ありがとうございました」と新天地での活躍を誓った。

畠は2016年ドラフト2位で巨人に入団。1年目から先発で13試合に登板し、6勝をマーク。中継ぎに転向した21年はキャリアハイの登板52試合で4勝3敗11ホールド、防御率3.07を記録した。23年はケガに苦しみ1軍での登板はなし。今季もわずか1試合の登板にとどまった。

巨人の阿部慎之助監督(45)は「自分の持ち味を生かし、来季から新たなチームでさらなる飛躍を期待しています」と送り出した。

阪神は今季、球団史上初となるリーグ連覇と日本一連覇を目指したが、リーグは2位に終わりリーグ連覇を逃した。クライマックスシリーズでもリーグ3位のDeNAに敗れ、日本一連覇もかなわなかった。

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