第3回を迎えた現役ドラフトでロッテから西武へ移籍となった平沢大河内野手(26)が9日、球団を通じてコメントを発表した。

「9年間、本当にお世話になりました。いい事もあれば悔しい事もありました。色々なことがありましたがそのすべてが今のボクにとって大切な思い出です」とコメント。続けて「ファンの皆様にはいつも叱咤激励をしていただき、背中を押していただきました。新天地で心機一転、頑張ります。同じパ・リーグということもあり、対戦が楽しみですし、ZOZOマリンスタジアムで試合をするのも楽しみです。結果を出して頑張ることで今まで支えてくださった皆様に恩返しがしたいと思います」と新天地での活躍を誓った。

平沢は2015年ドラフト1位でロッテに入団。2018年にキャリアハイとなる112試合に出場し、291打数62安打32打点、5本塁打、打率.213をマークしたが、2020年と21年はケガに苦しみ、2年連続で1軍の出場はゼロ。今季も3年ぶりに1軍の出場がなかった。

移籍先の西武の広池浩司球団本部長は「内野だけでなく外野にもチャレンジしており、千葉ロッテでは一軍に定着できませんでしたが、ドラフト1位で入団している素晴らしい素材の選手です」と平沢を評価。「環境が変われば、一気に花開く可能性を秘めています。期待しています」と期待を寄せた。

西武は、2019年以来のレギュラーシーズン優勝を目指したが、開幕から波に乗れずに5月18日には自力優勝の可能性が消滅。9月10日に2021年以来の最下位が確定し、同日85敗目を喫し球団ワースト記録を更新するなど歴史的低迷に苦しんだ。今季は全143試合を戦い、49勝91敗3分け。

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