10日、女子ハンドボールのアジア選手権がインド・ニューデリーで行われ、女子日本代表“おりひめJAPAN”が大会6連覇中の韓国に25‐24で勝利し、20年ぶり2度目の優勝を果たした。

グループステージを圧倒的な強さで勝ち抜いた日本は、準決勝でカザフスタンに30‐23と、危なげなく勝利。決勝の相手はアジア選手権16度の優勝を誇り、大会6連覇中の絶対女王・韓国。日本が5大会連続、決勝の舞台で敗れている因縁の相手だった。

試合は、序盤から韓国にリードを許す展開が続いたが、現在ドイツリーグで活躍中の日本のエース中山佳穂(26、BSV Sachsen Zwickau)が両チーム最多7得点を決める活躍でチームを牽引。後半は一進一退の攻防が続く中、終盤に同じくドイツリーグに所属するキャプテン相澤菜月(25、Thuringer HC)が2連続得点をあげるなど、25‐24と逆転で大接戦を制した。

両チーム最多7得点の中山
大会ベストセブンに選ばれた相澤

試合後、相澤は協会を通じて「一人一人が自覚を持ってチーム一丸となって戦った。パリオリンピック™アジア予選で敗れた相手に、アジア大会、そしてこのアジア選手権と連続で勝てたところは素直に嬉しく思う」と喜びを語った。

優秀選手賞に値する“大会ベストセブン”には、相澤とグレイ クレアフランシス(27、熊本ビューストピンディーズ)が選ばれた。


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【過去5大会 決勝戦】
2015年 韓国 36‐22 日本
2017年 韓国 30‐20 日本
2018年 韓国 30‐25 日本
2021年 韓国 33‐24 日本
2022年 韓国 34‐29 日本

ハンドボール女子日本代表は去年のアジア大会でも韓国を下し、男女通じてハンドボール界史上初の金メダルに輝いていた。

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