日中韓のスポーツ行政担当相が15日、東京都内で開いた会合で「東京共同声明」を採択し、アスリートへの誹謗中傷対策や障害者スポーツ振興での連携強化を確認した。阿部俊子文部科学相は「アジア全体の平和と持続可能な発展に向け、3カ国の交流と協力を一層充実させる」と述べた。

 誹謗中傷はパリ五輪でミスをした中国の体操選手が激しい非難を受けるなど各国共通の課題となり、政策や先進事例の共有を図る。また、各国のパラリンピック委員会が実務者会合に初参加。人材交流やアジア各地での普及に向けた協力を進める。

 2016年に始まった会合は今回で5度目。近年はオンライン開催だったが、6年ぶりに対面で行った。(共同通信)

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