■バスケットボール女子 全日本選手権 決勝 富士通 レッドウェーブ 65ー55 アイシンウィングス(15日、 東京・代々木第二体育館)

バスケットボール女子の全日本選手権決勝(皇后杯)が行われ、富士通 レッドウェーブが65-55でアイシンウィングスを下し、2007年度大会以来、17大会ぶりの優勝を果たした。

皇后杯は都道府県代表47チームとWリーグ14チームの61チームが参加し、女子バスケ日本一を競う大会。決勝に進んだ両チームは、今季リーグ戦で4度対戦し、富士通が全勝とアイシンを圧倒している。

アイシンは移籍1年目にしてチームの大黒柱となった渡嘉敷来夢(33)がシュート8本中7本を成功させ、前半だけで15得点を記録。さらに、23歳の野口さくらも3ポイントを2回決め、渡嘉敷に次ぐ8得点をマーク。ベテランと若手の力が融合し、38-29とアイシンがリードして前半を終えた。

第3Qに入ると、アイシンに反則が増え富士通がフリースローを決めると、流れは富士通に。ジョシュア ンフォンノボンテミトペ(24)が、ことごとくリバウンドを拾い、43-45と2点差まで詰め寄る。終了間際、アイシンにシュートを許し、43-47と4点差で最終第4Qに突入した。

第4Qは、互いに点を取り合う緊迫した展開が続く。残り5分を切った所でアイシンの反則により、富士通がフリースローを2本続けて成功、53-52と1点差に迫る。さらに江良萌香(26)が3ポイントを決め逆転に成功すると、ジョシュアもゴールを決め、57-53とリード。最後は内尾聡菜(27)の3ポイントなどで突き放し、見事大逆転での勝利を飾った。

*写真は富士通・町田瑠唯選手

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