■プロ野球 楽天 12-1 ロッテ(3日・楽天モバイルパーク)

ロッテは楽天に12失点と大敗を喫した。試合は2回裏に7番・辰己涼介(27)の適時打で先制点を与えると、この回一挙4得点を許し序盤に点差を広げられた。さらに5回裏には3番・浅村栄斗(33)に第3号2ラン本塁打を浴び、6ー0に。7回裏は2番手・西村天裕(30)が打ち込まれ6失点。打線は楽天の先発・早川隆久(25)の前に終盤8回に1点を返すも点差を縮めることができず。

前回試合(1日・オリックス戦)では9回表に一挙5得点を奪い、逆転勝利を飾った。スタメンはソト(35)が今季初のベンチスタート。

1回、早川に対し、先頭の岡大海(32)は二ゴロ、2番・藤岡裕大(30)は右飛、3番・石川慎吾(31)は空振り三振に倒れ三者凡退に。

その裏、西野の立ち上がりは先頭・小郷裕哉(27)に右安打を許すとそのまま2番・村林一輝(26)の打席で盗塁を決められ得点圏に走者を背負った。村林は遊ゴロに打ち取り1死を奪うと3番・浅村栄斗(33)の打球をセンターを守る岡が好捕。2死三塁で4番・島内宏明(34)を迎えたが空振り三振に抑え無失点で切り抜けた。

しかし2回裏、西野は1死一塁の場面から7番・辰己にライトへの適時三塁打を放たれ先制点を許した。さらに2死を奪った後の9番・小深田大翔(28)に四球を与え2死一、三塁と追加点のピンチを背負うと1番・小郷にレフトへの適時打が飛び出し2点目を失った。続く2番・村林にはライト線の適時二塁打を打ち込まれ4ー0と突き放された。

中盤の5回裏にはこの回の先頭、2番・村林に遊撃への内野安打で出塁を許すと、無死一塁から3番・浅村にレフトスタンドに飛び込む第3号2ラン本塁打を浴び6-0とリードを広げられた。

点差を縮めたいロッテ打線は6回表、無死から9番・中奨吾(31)が左安打で出塁。その後2死を奪われるも3番・石川が四球を選び2死一、二塁とチャンスを作ったが4番・ポランコ(32)は空振り三振に倒れ、好機を逃した。

7回裏からは西野に代わって2番手・西村がマウンドに上がった。しかし楽天打線の勢いは止まらず、1死走者無しから2番・村林が右安打、3番・浅村に左安打と打ち込まれると4番・島内にレフトへの適時二塁打が飛び出し7点目を与えた。その後2死満塁から7番・辰己に四球を与え押し出し。続く8番・太田光(27)に走者一掃の適時二塁打をライトへ運ばれ11ー0。9番・小深田にはライトの頭上を越える適時三塁打が飛び出し12点目を失った。

直後の8回表、先頭の田村龍弘(29)が右安打で出塁。9番・中村は四球を選ぶと続く1番・岡の中飛の間に走者はそれぞれ進塁し1死二、三塁に。迎えた2番・藤岡の二ゴロの間に三塁走者の田村がホーム踏み、12ー1に。

打線は早川の前に安打を築くことができず。今季最多の12失点を喫し、試合終了となった。

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