日本陸連は19日、今年活躍した選手を表彰する「日本陸連 アスレティックス・アワード2024」の表彰式を行い、2年連続で「アスリート・オブ・イヤー」に選ばれたパリオリンピック™女子やり投金メダリストの北口榛花(26、JAL)らが登場した。
この日は肩を出した黒のパンツドレスで登壇した北口、「昨年に引き続きアスリートオブ・ザ・イヤーに選んでいただけてとても嬉しく思います」と笑顔で語った。しかし、「今年もすごく嬉しい結果ばかりだったんですけど、シーズン通してすごく苦しくて、できればこのような1年はもう2度と来なくていいと思うぐらいの1年だった」と今年を振りかえった。
それでも「必ず今回のような1年をもう一度繰り返さないために、ずっと反省し続けてるこのオフシーズンなんですけども、来年は東京で世界陸上がありますので、そのときの青春の感情を多く共感していただけるそんなスタジアムで競技できることがすごく幸せなことだなというふうにこの1年感じたので、来年の東京がそのような場になることをすごく楽しみにしています」と東京での世界陸上での活躍を誓った。
北口はパリ五輪で日本勢としては五輪の女子フィールド種目、史上初となる金メダルの快挙を達成した。ダイヤモンドリーグファイナルでも日本選手初の2連覇を果たすなど、“世界女王”にふさわしい活躍をみせた。2年連続の受賞は2011・2012年の室伏広治以来、11年ぶりで女子では初となった。「アスリート・オブ・イヤー」の2年連続受賞は2011・2012年の室伏広治以来、11年ぶりで女子では初となった。
【アスレティックス・アワード2024 受賞者一覧】
■アスリート・オブ・ザ・イヤー
◆北口榛花(26、JAL)
五輪で日本の女子フィールド種目で、史上初の快挙となる金メダルを獲得し、ダイヤモンドリーグ・ファイナルでも2連覇を果たした。
■優秀選手賞
◆村竹ラシッド(22、JAL)
パリ五輪の男子110mハードルで、日本勢として初めて五輪の決勝に進出。5位入賞は、男子短距離個人種目としても、日本勢過去最高。
◆赤松諒一(29、SEIBU PRINCE)
五輪の男子走高跳で、日本勢として88年ぶりの入賞。同種目の日本男子の五輪最高記録を更新した。
◆川野将虎(26、旭化成)
35km競歩で初の世界記録保持者となった。
■新人賞 ※東京運動記者クラブ選出/日本陸連選出ともに下記競技者が受賞
◆落合晃(18、滋賀学園高校)
リマU20世界陸上男子800m銅メダル、ドバイU20アジア陸上男子800m金メダル、日本選手権男子800m優勝。インターハイで男子800mの日本記録(1分44秒80)を樹立、 同種目のU20日本記録も今季3度更新。
◆久保凛(16、東大阪大敬愛高校)
リマU20世界陸上女子800m6位入賞、日本選手権女子800m優勝。女子800mの日本記録及びU20日本記録、U18日本記録(1分59秒93)を樹立、 U18日本記録は、今季3度更新。
■特別賞
◆福島テレビ(東日本女子駅伝)
40年にわたり開催された東日本女子駅伝で、中学生からトップランナーまでがたすきをつなぐ11月の福島の風物詩の大会開催に尽力。11月10 日の第39回大会の開催をもってその歴史に幕を下ろした。
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