オリンピック™のバドミントン混合ダブルスで2大会連続となる銅メダルを獲得した五十嵐有紗(28、BIPROGY)が女子ダブルスに転向し、櫻本絢子(29、ヨネックス)と結成した新ペアの愛称が、TBS「Nスタ」の企画で『サクガシペア』に決まった。
今年8月、パリ五輪で銅メダルを獲得したバドミントン混合ダブルスのワタガシ(渡辺勇大・東野有紗)ペア。大会後に結婚を発表した東野は、苗字を五十嵐とし、心機一転、9月に女子ダブルスに転向。去年の全日本総合選手権で優勝した櫻本と新ペアを結成した。
2028年のロス五輪を目指す事を宣言した2人は、初めて出場した大会で記者に新ペアの愛称を問われると「なんて呼んで欲しいのか分からないので、メディアの方で自由に決めてください(笑)」と逆にメディアに命名をリクエスト。そこで、TBSの『Nスタ』が100人のバドミントンファンにアンケートを実施し、新ペアの愛称を募集した。集まった愛称は苗字を組み合わせた『サクイガ』『イガサク』『サクラシ』『サクガシ』や下の名前を組み合わせた『アリアヤ』イニシャルをとった『ダブルA』など多数に及んだ。
さらに、バドミントンファンだけではなく「Nスタ」番組MCのホラン千秋と井上貴博アナウンサーも愛称を提案。ホランは「結婚して苗字が五十嵐さんに変わったんですけど、今まで東野さんでずっと頑張ってきたので、継続して自分の旧姓も大切にして欲しい」との思いを込め『サクガシペア』を提案。ワタガシペアと同じ五十嵐の『ガシ』と櫻本の桜から『サク』を取り、組み合わせた。
一方、井上が考えたのは『あやとり』ペア。「苗字をとるペア名が多いから下の名前を組み合わせてはどうか?『あやとり』というと戦略的に勝っていくバドミントンにも繋がる。忖度なしでいいと思った愛称を選んで欲しい」と説明した。
100人以上が考えた愛称を全て見た上で二人が選んだのは、ホラン千秋や複数のファンが考案した『サクガシペア』だった。
「ホランさんが言ってくれていたように、東野でもワタガシぺアで『ガシ』を使っていて、五十嵐でも『ガシ』があるのでそのまま使っていた方がいいなと思い『サクガシ』に決めました」(五十嵐)
「こういう組み合わせもあるんだってすごく楽しませてもらいました。『サクガシ』ってすごく言いやすいと思ったので、ぐっときました」(櫻本)
櫻本と五十嵐は新たな愛称『サクガシペア』として今月24日から始まる全日本総合選手権大会(武蔵野の森総合スポーツ)に出場、初の日本一を目指す。
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