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今年の7月26日に迫ったパリオリンピック開幕へ、日本人選手に“エールを送って盛り上げ”ていこうという「サンデーLIVE!!」スポーツの新コーナー題して「パリエエ〜ルモリアゲ〜ル」。選手たちにはパリオリンピックを盛り上げる「モリアゲ〜ルポイント」を教えてもらいます。第16回はバスケットボール女子日本代表の馬瓜エブリン選手(28)です。古田敦也さんが話を聞きました。

■「エブリン、人生の夏休み」何をした?

古田さん
「こどもの日なので、子どものころの話を聞いていいですか?」 エブリン選手
「ずっと遊んで帰ってこないみたいな感じでした。野球がすごく好きだったので、キャッチャー座ってました」 古田さん
「キャッチャータイプ?」 エブリン選手
「受けるほうでした」 古田さん
「小学生からバスケットボールをやってた?」 エブリン選手
「バスケットは小学校4年生から始めて、その前はピアノや水泳をやっていた。でもバスケが一番楽しかった」 バスケットボール女子日本代表の馬瓜エブリン選手。東京オリンピックで史上初の銀メダルを獲得し、一躍ヒロインとなりました。

そしてその翌年、ある驚きの決断をしていたんです。

古田さん
「去年の話ですけど1年お休みだったんですよね」 エブリン選手
「人生の夏休みということで1年間思い切って休んでしまおうと」

実は、「エブリン、人生の夏休み!!」と題して、1年間休養していました。

エブリン選手
「自分を労う期間が欲しいなと思ったので人生の夏休みを1年間設けた」 古田さん
「具体的に1年間何をされたんですか?例えば旅に出るとか」 エブリン選手
「バスケットと全く違う社長業だったり事業を1つ自分の中で作ってやっていくこともそうですし、こうやってメディアに出させていただくこともやりたかったですし、海外に行ったりだとか選手でできないことを経験したかった」

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■大きな経験も…夏休みを経て“広くなった視野”

■大きな経験も…夏休みを経て“広くなった視野”

さらにもう1つ、大きな経験をしていました。

古田さん
「去年の解説面白かったよね」 エブリン選手
「ありがとうございます」

それは去年、男子ワールドカップの解説。

エブリン選手(バスケットボールW杯2023の解説)
「いやーいい!リズムがいい。ナイシューナイシューカモンカモン」
「いけ、いけ、いぇーい」 エブリン選手
「男子の解説を女子がやることがそもそもなかった。バスケットの面白さを伝えるためにはどうしたらいいのか色々考えるのが楽しかった」 古田さん
「(バスケを)外から見て見方が変わったりするものですか?」 エブリン選手
「リングしか見えないみたいなタイプだった。フロアに降りて自分がプレーする時も少し周りが見えるようになった。まとめるリーダーシップをとるというところは、すごく繋がっているかなと思います」 選手ではできない経験をして、広くなった視野。今シーズン、競技に復帰すると仲間を鼓舞する姿がたくさん見られるようになりました。

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■五輪では「ドライブ」「吠え」に注目

■五輪では「ドライブ」「吠え」に注目

次はパリオリンピックへ。エブリン選手のモリアゲールポイントは?

エブリン選手
「東京オリンピックの時も日本の強みはスリーポイント」 古田さん
「スリーポイントは日本が強いというのは相手も分かってますからね。多分マークされる部分もありますからね」 エブリン選手
「そうなんですよ、本当に」 エブリン選手
「私のモリアゲ〜ルポイントは、ドライブといってドリブルで切り込んでいくプレー。(日本代表には)スリーポイントが得意な選手が集まっているんですけど、その中で止められたら誰かが打開していかなきゃいけない。そういう意味では自分がしっかりとリングにアタックする、そしてファウルをもらうことがすごく大事になると思っています」 エブリン選手
「次の大事なポイントとして私自身がモリアゲ〜ル。シュートを決めた後にしっかりウォーと吠えがモリアゲ〜ルポイントかなと」 古田さん
「我々はパリ五輪かなり期待していいですかね」 エブリン選手
「今、重くガーンとのしかかってきてますけど。それをしっかりはねのけて力を発揮したいと思います」

様々な経験をして成長したエブリンから子どもたちへメッセージです。

エブリン選手
「いろんな競技に触れてほしいなと思うんですけど。その中でバスケが好きだとか、スポーツが好きだって思ったのであれば、楽しく失敗を恐れずにチャレンジしてほしいと思います」

(5月5日放送「サンデーLIVE!!」より)

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