■IFSCクライミングワールドカップ2024 ソルトレークシティ大会(日本時間5日、アメリカ・ ソルトレークシティ)

スポーツクライミングのワールドカップが5日、アメリカのソルトレークシティーで行われ、ボルダーの第2戦でパリ五輪代表の安楽宙斗(17、千葉・八千代高)が今季初優勝した。準優勝は、楢﨑明智(24、日新火災)で、日本勢のワンツーフィニッシュとなった。

安楽は出場選手の中でただ一人、3つの課題を完登した。優勝を意識していたという言葉通り、慎重な登りで最後の課題を完登して優勝を決めると、喜びを爆発させた。安楽は今季初優勝で、初めての出場となるパリ五輪に向けて自信を深められたと笑顔を見せた。

準優勝は、楢﨑明智。明智の兄でパリ五輪代表に内定している楢﨑智亜(27、TEAM au)は準決勝で9位に終わり、決勝に進むことはできなかった。

■安楽宙斗(あんらく・そらと)
2006年11月14日、千葉県八千代市出身の17歳。父の影響により小学2年生からクライミングを始める。2021年、2022年世界ユース選手権連覇。2023年にはW杯年間総合優勝を果たす。同年11月、インドネシアのジャカルタで行われたアジア大陸予選で優勝しパリ五輪代表に内定。身長168cm。

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