バハマで行われた陸上の世界リレー大会で、日本は男子400メートルリレーと男子1600メートルリレーの2種目で決勝に進出しパリオリンピックの出場権を獲得しました。
6日に行われた決勝のうち男子1600メートルリレーでは400メートルの日本記録保持者の佐藤拳太郎選手が粘りの走りを見せましたが、2走につなぐ際にバトンパスのミスがあり、日本は6番手で前を追う展開となりました。
それでも3走の中島佑気ジョセフ選手が大きなストライドを生かした走りで順位を2つ上げてアンカーにつなぎました。
アンカーの川端魁人選手も懸命に前を追いましたが、前を走るベルギーに0秒04及ばず、3分1秒20のタイムで4位でした。
一方、男子400メートルリレーは予選で1走を務めたサニブラウン アブデル・ハキーム選手に変えて山本匠真選手を入れたメンバーで臨みました。
日本は持ち味のバトンパスの技術を生かしてスムーズにバトンをつなぐと、アンカーの三輪颯太選手が最後まで粘り、38秒45のタイムで5着でフィニッシュしました。
その後、3着でフィニッシュしたイタリアが失格となったため日本が繰り上がり4位となりました。
混合1600mリレーと女子400mリレー 五輪出場権 獲得ならず
一方、前日の予選で決勝進出を逃した混合1600メートルリレーと女子400メートルリレーの日本はオリンピック代表を決めるレースに臨みました。
各組の2着以内に入ればパリオリンピック出場権が獲得できるレースで、日本は混合1600メートルリレーの1走に男子400メートルの日本記録保持者、佐藤拳太郎選手を起用しました。
佐藤選手は後半に伸びのある走りで2番手につけ順位を守ったままアンカーにバトンをつなぎましたが、アンカーの岩田優奈選手が順位を2つ落とし4着となりました。
また、女子400メートルリレーでも43秒63のタイムで1組の6着に終わりいずれも今大会でのオリンピック出場権獲得はなりませんでした。
今大会で、各種目の14チームがオリンピックの出場権を獲得し残る2チームは世界ランキングで決まります。
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