リオ五輪で日本バドミントン界に初の金メダルをもたらした女子ダブルス“タカマツ”ペアの松友美佐紀(32、BIPROGY)が10日に、2大会ぶりの五輪出場が叶わなかった胸中を語った。
この日、所属するBIPROGYバドミントン部が練習を公開し、取材に応じた松友は「本当に自分たちがしてきた経験っていうのは本当にこれからの自分たちの糧になると思うので、これからそれを胸に頑張っていきたい」と話した。
来月にはシンガポールオープンとインドネシアオープンに出場予定。「自分たちが世界で戦えるチャンスをいただけているので、そこで自分たちの力を出していけるように頑張りたい」と現役でのプレーに意欲を見せている。
松友は高校時代からペアを組む髙橋礼華と、2015年に全種目(男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルス)で日本勢初の世界ランキング1位になった。翌2016年のリオ五輪で金メダルを獲得すると。連覇を目指した東京五輪は福島由紀(31、岐阜Bluvic)・廣田彩花(29、岐阜Bluvic)ペアと永原和可那(28、北都銀行)・松本麻佑(28、北都銀行)ペアとの出場権争い敗れ、髙橋の引退を機にペアを解消。
その後は髙橋の夫、金子祐樹(29、BIPROGY)と混合ダブルスでパリ五輪を目指すも、世界ランク27位と低迷、日本勢4番手と2大会ぶりの五輪出場は夢と散った。1月に発表された今年の日本代表に選出されており、今後の去就が注目されていた。
また相方の金子も一年の五輪レースを「トータルで見たらやっぱ苦しい時期が多かったんですけど、出続けたからこそできた経験でもあるので、そこはプラスに捉えて今後のバドミントン人生に活かしていきたい」と振り返った。
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