5月5日、広島ドラゴンフライズのチームキャプテンを務める 朝山正悟 が、引退セレモニーを行い、現役生活20年を終えることとなった。その翌6日、RCCラジオの特別番組「マリモ プレゼンツ 朝山正悟 20年の轍(わだち)」に生出演。
番組では朝山正悟のバスケ人生を振り返りながら、陸上ハードラーの 木村文子 やサンフレッチェ広島レジーナの 近賀ゆかり などがコメントを寄せた。
放送が始まり、しばらくしたところで広島東洋カープOBでレジェンドの 安仁屋宗八 が突然、スタジオに―。隣りのスタジオで収録を終えた安仁屋は、朝山正悟がいることに気づき、「ぜひ会っておきたい」と朝山の魅力に吸い寄せられるようにやってきた。
20年の選手生活をねぎらうと、その後、放送を聞いていた広島東洋カープ・コーチの 広瀬純 も花束を持って飛び入り出演。トレーニングで山登りをする朝山を見つけて広瀬の方から声をかけ、そこから交流が始まったエピソードを披露した。
さらにその後、スタジオで特番を進行していた 坂上俊次 アナウンサーの携帯電話にカープOB・達川光男 から着信が―。坂上アナが戸惑いつつもあわてて電話をつなぐと…
「私がジムにいる時、あいさつしてくれる人がいると思ったら、本物の朝山正悟さん?と思うほど庶民的な様子の朝山さんだったよ」と達川節がさく裂。「さっきから美談ばかりで、いじらないといけないからね」と電話をかけた理由を語った。
続けて、「バスケット選手で広島でここまで盛大なセレモニーをしてもらったのは朝山さんしかいない。最後の3ポイントシュートもすごかった。野球で言えばホームラン。まあ、私の最後はどん詰まりのショートゴロだったよ」とスタジオを笑いに包んだ。
これほどまでの広島のスターたちが飛び入り参加するのは、朝山正悟の20年の足跡=轍(わだち)が人間味にあふれ、求められることすべてに向き合ってきたからなのかもしれない。
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