■第11回木南道孝記念陸上競技大会(12日、大阪・ヤンマースタジアム長居)
女子・走幅跳では2大会連続で世界陸上代表の秦澄美鈴(28、住友電工)が、3回目に大会新記録となる6m72(+0.1)をマークして優勝。
4月21日の兵庫リレーカーニバルでも6m39(-0.1)で優勝しており、初の五輪出場へ好調をキープ。
昨年7月14日のアジア選手権(バンコク)では6m97をマークし、17年ぶりに日本記録を更新した秦は、パリ五輪の参加標準記録(6m86)も突破。来月6月に行われる日本選手権で優勝すれば五輪代表に内定する。
この日の1回目は助走のスタートはいいリズムで入ったが、踏み切りの手前で足を合わせてしまい失速。それでも6m51をマーク。2回目も助走と踏み切りが合わず6m50。納得いかない表情を見せた。
雨が強く降り始めた3回目、助走でスピードに乗ると、踏み切りのタイミングも合せ、高い跳躍を見せて6m72と記録を伸ばし、大会新記録をマーク。ようやく秦に笑顔が見られた。4回目は踏み切りが合わずに失敗。最終跳躍も助走でスピードに乗りすぎ踏み切りに失敗。記録は6m72で優勝を果たした。
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