■MLB パドレス 4ー0 ドジャース(日本時間13日、カリフォルニア州サンディエゴ、ペトコ・パーク)

パドレスのダルビッシュ有(37)が13日(日本時間)、本拠地でのドジャース戦で先発。今季最長タイの7回、今季最多となる101球を投げて、被安打2、奪三振7、四死球1、失点0、防御率は2.43。3連勝で今季3勝目、日米通算200勝まであと1勝と王手をかけた。

「前回からガラッとフォームを変えて、前回は手探りだったが、今日はもっと全体的な一連の流れでいろんなことができていたので、真っ直ぐもあまり力を入れずに(球速が出ていた)」とこの日の投球に手応えを感じていた。

ピッチングフォームの変化とは「簡単にいうと筋肉を使って投げるというよりももう少し体をうまく使って投げるというか、言葉が難しいです」と話し、「ひねった状態から左肩を中心に動かすんですけど、僕はけっこう手投げになるのでそれをもっと胸郭を使いながら上半身をうまく使いながら投げる練習、自分はすごい下手くそなんですけどそれをもう1回練習しています」と話した。

今年38歳を迎えるがストレートの球速の衰えについては「悪いフォームで投げていると体は張りますし疲れるので、体のサイズも落ちていきますし、ちゃんとした自分にあっているフォーム、無駄のないフォームにすることによって意外と落ちていくのは食い止められるのかなという気はしました」と分析した。

大谷翔平(29)とは3度目の対決はお預けとなったが「昨日から“ちょっと腰がちょっとあんまり”みたいなことは言っていたので、でもまさか出ないとは思っていなかったですし、何週間も前からドジャースには投げるんだろうと思って、すごく楽しみにしていた。すごく残念でしたが、早く良くなって欲しいですね」と前日12日(同)で約10分以上談笑したときに腰の話が出ていた事を語った。

そして、日米通算200勝まであと“1勝”に迫ったが「あまり考えすぎると勝てなかったりする、苦しくなると思うので、それはなるべく忘れて今日のことをしっかり反省して、次もっとよくなるように頑張ろうと思います」と次回登板に向けて気持ちを切り替えていた。

パドレスのM.シルト監督(55)も「ゲームで彼は外科医のように相手をなぎ倒していた。際立ったパフォーマンスだった。彼は本当に素晴らしかった。球速もあり思うようにボールを運びスピンも素晴らしく、思うがままに三振を奪っていた」と褒めたたえていた。

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