アーバンスポーツの予選シリーズは、若者向けスポーツの導入に力を入れているIOCがパリオリンピックに向けて初めて開催する大会で、今月は中国の上海で、来月はハンガリーのブダペストで、合わせて2大会が行われます。
東京オリンピックから採用されたスケートボードと、スポーツクライミング、自転車のBMXフリースタイルに加え、パリ大会で初めて採用されるブレイキンの出場権をかけた大会が1つの会場で行われ、450人余りの選手が参加する予定です。
このうち日本選手の激しい代表争いが続くスケートボードでは、開幕前日の15日、中国・上海の会場で男子ストリートに出場する東京オリンピック金メダリストの堀米雄斗選手や、世界ランキング1位の白井空良選手などが練習に臨みました。
選手たちは手すりや階段などが設置されたコースで技を繰り返し、本番に向けた調整に汗を流していました。
上海での大会は16日から今月19日まで行われ、スケートボード男子ストリートの決勝などは最終日に行われます。
スポーツクライミング出場選手 今大会について
パリオリンピックの予選シリーズのスポーツクライミング、女子ボルダー&リードに出場する伊藤ふたば選手は「今はいい緊張感を持って準備が出来ている。この2大会では悔いのないよう、いいパフォーマンスをしたい。これまでやってきたことを信じて臨みたい」と話しています。
また、東京オリンピック銀メダリストの野中生萌選手は「今は調子が上がってきていて手応えはある。悔いが残らないように頑張りたい」とコメントしています。
男子スピードに出場する大政涼選手は「決勝で上位通過できるように仕上げていきたい。かなりレベルが上がっているが5秒0台を安定して出すことができれば表彰台の可能性はあると思う」と自信を示しています。
同じく男子スピードの安川潤選手は「これまでの練習でしっかりまとめられた感覚がある。オリンピックの出場権を取ることだけを考えて練習してきたので、ここで最高のパフォーマンスを発揮し、結果を残したい」と話しています。
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