■プロ野球 ヤクルト 2-0 広島(15日・坊ちゃんスタジアム)
ヤクルトは広島に完封勝利を飾った。試合は2回、8番・武岡龍世(22)の適時打で先制点を奪うと、8回裏には4番・村上宗隆(24)の第9号ソロ本塁打で2点目を加え突き放した。先発・松本健吾(25)は広島打線を9回3安打10奪三振無四死球、無失点に抑え込み完封。プロ初登板で初勝利を挙げた。
松山市で行われた広島との2戦目、ルーキー松本健がプロ初登板のマウンドに上がった。松本健は昨秋のドラフトで2位指名を受けて入団。オープン戦では1イニング6安打7失点を喫するなどプロの洗礼を浴びた。しかし開幕後のファームでは4試合に登板、19イニングを投げて防御率0.47の好成績をマークし一軍の舞台を掴んだ。
松本健の立ち上がりは先頭の秋山翔吾(36)を捕ゴロに打ち取り1死。2番・宇草孔基(27)に中安打を放たれるも3番・菊池涼介(34)から空振り三振を奪い2死に。その間に一塁走者の宇草に盗塁を決められ2死ながら得点圏に走者を背負った。しかし4番・小園海斗(23)を見逃し三振に仕留め初回のピンチを凌いだ。
その裏、広島の先発・森下暢仁(26)に対し、先頭・丸山和郁(24)がレフト線を破る安打で出塁。2番・長岡秀樹(22)も左安打で繋ぐと、無死一、二塁とチャンスを迎えた。しかし3番・オスナ(31)は三ゴロの併殺打に倒れ2死に。4番・村上は中飛に打ち取られ得点できず。
試合は2回裏、この回の先頭、5番・サンタナ(31)が左二塁打で出塁すると、続く6番・青木宣親(42)も左安打を放ち一、三塁に。その後1死から迎えた8番・武岡にライトへの適時打が飛び出し先制に成功した。
中盤は両チームともスコアに0を並べると1点リードのまま試合は終盤へ入った。
終盤に入った8回裏、2死走者無しから4番・村上に通算200号目となるソロ本塁打が右中間スタンド飛び込み貴重な援護点となる2点目を加えた。
松本健は9回までを投げ抜き広島打線を3安打10奪三振の好投で抑え込み、プロ初登板で初完封、初勝利を掴んだ。
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