7月の京都は、祇園祭を控えた独特の緊張感と期待に満ちている。巨大な山鉾が建てられ始め、街中が祭りモードに切り替わるこの時期、鴨川沿いの納涼床が営業を開始し、古都の夏の風物詩を演出している。
鴨川納涼床の開幕
京都市の鴨川沿いでは、5月から9月にかけて「川床」が設置される。特に二条~五条の区間では、約90軒の料理店が木製の deck を川面に張り出し、涼しい風を感じながら食事を楽しめる空間を提供する。今年は例年より早い暑さで、5月中旬から開設された店も多い。
老舗料亭「ふじや」では、京都伝統の「はも料理」(鱧料理)が夏の定番。鱧の天ぷらや湯引きを、川のせせらぎを聞きながら味わう贅沢は、京都の夏の醍醐味と言える。料亭の女将・藤井美和子さんは「コロナ禍で休止していた川床も、今年は満席が続いています。観光客の皆様に京都の夏を楽しんでいただきたい」と話す。
祇園祭前の準備風景
四条通り沿いの各町では、山鉾建ての準備が進められている。巨大な長刀鉾や函谷鉾が組み立てられる様子は、見応え十分。地元の子供たちが手伝いながら、代々受け継がれてきた伝統を体感している。
7月1日の「吉符入り」に合わせ、各山鉾町では神事が執り行われる。17日の山鉾巡行に向けて、京都市内は次第に祭り色に包まれていく。期間中、主要な通りは歩行者天国となり、露店も多数出店する。
夏の京都おすすめ体験
観光客に人気なのは、朝の早い時間帯の寺社巡り。夏の京都は昼間の気温が35度を超えることもあるため、午前中に清水寺や金閣寺を回り、午後は屋内の体験プログラムに参加するのが賢い回り方だ。
「夏の京都は暑いですが、朝晩の涼しさと、祭りの熱気があるからこそ魅力があります」と、京都市観光協会の広報担当者は語る。今年は例年を上回る観光客が見込まれており、宿泊施設の早期予約が推奨されている。
ソース:京都市観光協会・朝日新聞
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