東京・渋谷に「未来型フードホール」開業 ロボットが接客、AIが献立提案

渋谷パルコに、日本初の「AI・ロボットフードホール」『SHIBUYA FOOD LAB』がオープンした。厨房は全自動化され、接客もAIアバターとロボットが担当。来店客の好みや健康データに基づいて、AIが最適な献立を提案する新しい飲食体験が話題を呼んでいる。

未来型レストラン

完全自動化の厨房

フードホール内には8つの自動厨房ユニットがあり、和食、イタリアン、アジア料理などジャンルを問わず、ロボットアームが調理を行う。調理時間は平均3分で、ピーク時でも品質のばらつきがほとんどない。

運営するのは食品テック企業『EATech Japan』。同社の田中健一CEOは「人手不足が深刻な飲食業界で、技術が人間を補完するモデルを確立したい」と話す。実際に、厨房スタッフは従来の1/5に削減でき、人的コストを60%削減したという。

自動厨房

AI献立提案システム

来店時に専用アプリで健康データ(アレルギー、カロリー制限、好みなど)を入力すると、AIがその日の体調や気候、フードホール内の在庫も考慮して最適なメニューを提案する。例えば、「暑い日のランチ」「タンパク質を意識した夕食」など、シーンに合わせた提案が受けられる。

さらに、顔認識技術を使ってリピーターの来店を検知し、「前回お召し上がりだったAの新作バージョンはいかがですか?」といった接客も可能。個人情報保護には十分配慮し、データは暗号化して管理していると運営側は説明する。

AI接客

反響と今後

オープン初日には、SNSで話題になったこともあり、開店前から3時間待ちの行列ができた。来店した大学生の佐藤さんは「SF映画の世界みたい。味も予想以上に本格的で驚いた」と話す。

一方で、高齢者からは「アプリの操作が難しい」「人間の接客がいい」といった声も。運営側は、スタッフが常駐する「アシストカウンター」を設け、デジタルに不慣れな客のサポートにも力を入れている。

EATech Japanは、今後5年間で東京、大阪、名古屋、福岡に計20店舗の展開を計画。日本の飲食業界に、テクノロジーと人間の新しい協働形態が広がりつつある。

ソース:日経新聞・日本フードサービス協会
画像:Unsplash

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