ジェイ・アール北海道バスでは約60人のドライバーが不足しているという(17日、札幌市)

ジェイ・アール北海道バス(札幌市)は17日、札幌圏の路線バス24路線の平日ダイヤで計54便を減便すると発表した。6月3日から当面の間実施する。慢性的な運転手不足に加え、退職者が急増したため。同圏内で運行する路線バスの約2%が減る計算だ。

JR札幌駅と手稲駅・新札幌駅を結ぶ路線や、琴似エリアの路線などが対象となる。バス業界では4月から拘束時間や勤務時間インターバルの制限が強化されており、人手不足に拍車がかかっている。

同社も全体で約60人のドライバーが不足しているという。利用が少ない便を中心に減らすものの「(通勤・通学など)乗車人員の多い時間帯の減便も避けられない」(営業部)。1日あたり約1800人に影響が出る見込み。

同社は2023年11月から広尾町と札幌駅を結ぶ都市間バスを運休している。4月のダイヤ改正では札幌エリアで計21便を減便しており、路線網が縮んでいる。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。