ムサシは持ち分法による投資利益の拡大が貢献する

貨幣処理機器などを手がけるムサシは17日、2025年3月期の連結純利益が前期比87%増の14億円になる見通しだと発表した。金融機関向けの貨幣処理機器が落ち込むものの、持ち分法適用関連会社ジェイ・アイ・エムで都内の土地と建物を売却し、持ち分法による投資利益が増える効果で補う。

売上高は2%増の337億円を見込む。自治体向けに選挙業務管理のクラウドサービスが伸びる。利幅の厚い金融機関向けの貨幣処理機器で、前期に新紙幣発行に伴う更新需要が出た反動が出ることから営業利益は27%減の7億9000万円を見込む。

同日発表した24年3月期の連結決算は、売上高が前の期比11%減の331億円、純利益が56%減の7億6700万円だった。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。