テレビ画面でゲームを楽しむ20〜40代の需要を取り込む

中国家電大手の海信集団(ハイセンス)日本法人は17日、ゲームを快適に楽しめるテレビを発売すると発表した。テレビ画面をモニターにしてゲームで遊ぶ20〜40代の消費者層を取り込む狙いだ。

新製品「U9N」シリーズを6月上旬に発売する。価格は30万〜40万円で、大きさは65型と75型の2機種。全国の家電量販店で販売する。新たにゲームモードを搭載した。ゲームで遊ぶ際に設定する画質や明暗の調整を簡単に操作できるようにした。

映像がより滑らかに動くよう、画面の情報は1秒間に144回まで書き換えられる。従来製品の情報の書き換えは1秒間に120回までだった。性能が向上したことで即時性やタイミングが求められるゲームのプレー環境が改善する。

中価格帯では「U7N」シリーズを5月中旬から販売する。価格は11万〜18万円でサイズは43型から65型までの4種類となる。旗艦製品のU9Nと同様に、ゲーム用の機能を搭載する。山本一人副社長は「主戦場とする普及価格帯だけでなく中・高価格帯を求める消費者にも刺さるかどうかが、需要開拓の試金石となる」と意気込んだ。

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