スズキは20日、男子フィギュアスケートの鍵山優真選手とスポンサー契約を結んだと発表した。契約期間は2024年4月から26年に開催されるミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪まで。鍵山選手の移動車両としてスズキの新型「スイフト」を提供し、「スズキ・スイフト広報大使」として活動してもらう。
「鍵山選手の滑りとスイフトの軽快な走りが相通ずるところがある」（鈴木俊宏社長）。鍵山選手のコーチを務めるカロリーナ・コストナー氏がスズキイタリアとスポンサー契約を結んでいる縁で、コストナー氏から提案を受けたという。鍵山選手は「大役だが一つひとつ、責任をもちながら頑張りたい」と意気込みを語った。
鍵山選手は22年の北京冬季五輪で銀メダルを獲得し24年の四大陸選手権で優勝するなど実績を積み、次の冬季五輪へ日本フィギュア界のけん引役として期待がかかる。いまは自宅から練習場所まで父親の車で送り迎えを受けているというが、7月までを目標とする運転免許取得ができたら自身が運転するスイフトで通う機会も増えそうだ。
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