スターバックスコーヒージャパンは約1000店で新たにアップル開発のモバイルオーダーシステムを導入する(都内の店舗)

スターバックスコーヒージャパン(東京・品川)は21日、米アップルの支払いサービス「アップクリップ」を導入すると発表した。iPhoneのカメラで店内の専用コードを読み込むと、注文や決済ができる。会員登録や専用アプリのインストールが不要で、レジの待ち時間を削減できる。

首都圏や大阪府など約1000店で22日から始め、7月以降全国約1900店に順次広げる。スターバックスは全国の店舗に1週間で約660万人が来店する。キャッシュレスの選択肢を増やすことで客の利便性を高め、混雑解消にもつなげる。

スタバには独自のモバイルオーダーシステムがあるが、アプリの取得や会員制度「スターバックスリワード」への登録が必要だった。今回アップクリップでキャッシュレスの便利さを体験してもらい、様々な特典があるスターバックスリワードへの入会を促す狙いもある。

同社によると3月末時点でスターバックスリワードの会員数は1400万人を超えている。

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