ヤマハ発動機やスズキが22〜24日にパシフィコ横浜(横浜市)で開かれる国内最大級の自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2024 YOKOHAMA」に出展する。
ヤマハ発が出展する「感覚拡張HMI」は二輪車などの運転時にヘルメット内の複数のスピーカーから出る音で後方を走る車両の位置などを直観的に認識できることを目指す特許技術だ。死角の状況をミラーやカメラなどで「見る」のではなく「聞く」ことで察知する方が自然で安全性や快適性も高まるとして開発を進めている。
身に着けたセンサーでライダーの感情を可視化する「感情センシングアプリ」や自立アシスト機能搭載の電動スクーター「ELOVE」、人とマシンの関係性を探る実験機「MOTOROiD2」を展示する。
スズキは2030年度に向けた成長戦略や脱炭素へ多様な技術を用意する「マルチパスウェイ(全方位戦略)」を発信する。脱炭素技術ではインド向けの「圧縮バイオメタンガス(CBG)」車や水素エンジンを搭載した試験車両を紹介する。
脱炭素関連以外では、段差などは4つの脚で乗り越え、平地は車輪でスムーズに移動する次世代モビリティー「MOQBA(モクバ)」を展示する。緊急時など通常車両が入りにく場所でも役立つとする。
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