ニトリホールディングスは22日、日本格付研究所(JCR)から長期発行体格付けとして「ダブルAマイナス」を取得したと発表した。同社が格付けを取るのは1989年9月に札幌証券取引所に上場してから初めて。外部から客観的な評価を得ることで資金調達の選択肢を増やし安定させることが狙いという。
ニトリHDの24年3月期末時点の自己資本比率は72.4%だった。JCRはニトリHDについて「海外からの商品仕入れが主体であるため業績は為替の変動影響を受けるものの、新商品の開発や原価低減などで収益力強化が見込まれる」とみる。国内外で積極的な出店があっても「キャッシュフロー創出力の向上などを考慮すれば財務が大幅に悪化する可能性は低い」と説明している。格付けの見通しは「安定的」とした。
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