英投資会社シルチェスター・インターナショナル・インベスターズは22日、きんでんに増配を求める株主提案を支持すると発表した。シルチェスターはきんでん株の6%超を保有している。配当を増やすことで、きんでんの資本効率が改善すると主張した。
きんでんは配電工事などを手がける関西電力のグループ会社だ。6月の定時株主総会を前に、シンガポールを拠点とするひびき・パース・アドバイザーズが契約するファンドから、2024年3月期の年間配当を106円に増やすよう提案を受けた。きんでんは配当を63円としており、提案について「成長投資と株主還元の考え方に反する」としている。
シルチェスターはきんでん側の反対意見について「納得していない」とし、増配は「自己資本利益率(ROE)の改善に役立つものになる」と主張した。
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