ソニーグループ(G)は23日の経営方針説明会で、アニメ事業を強化する方針を明らかにした。良質な作品の制作、配信に加え、作業負担を減らす制作ソフトの導入や人材育成などのクリエーター支援に注力。アニメをゲームや音楽、映画に続くエンターテインメント分野の新たな柱に育てたい考えだ。

吉田憲一郎会長は説明会で、「アニメは世界に通用するエンターテインメント。クリエーション(創造)で貢献したい」と強調。今年度中にアニメ制作のデジタル化を支援するソフトを試験導入するほか、海外のアニメクリエーターを育成する組織の設立も検討する。

経営方針を説明するソニーグループの吉田憲一郎会長=23日午前、東京都港区

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