富士電機は新中計で成長投資枠を1000億円増やす

富士電機は23日、2027年3月期までの新中期経営計画を発表した。連結売上高で前期比13%増の1兆2500億円、営業利益で32%増の1400億円を目指す。工場自動化向け装置や電力の安定化などを担う電源システムを伸ばす。成長投資枠は計4770億円と前期までの3年間より1000億円強増やす。設備投資やM&A(合併・買収)を強める。

連結ベースの配当性向は30%を目安とする。前期まで約3年間は25%前後で推移していた。

設備投資は電動車の電力制御などに使われ、需要拡大が見込まれるパワー半導体の生産ラインの増強を中心に充てる。これまで手薄だったスタートアップとの提携のほか、海外企業の買収を進めるためにM&A関連の投資枠も増やす。

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