武田薬品工業は総額5000億円の円建てハイブリッド社債を発行すると決めた

武田薬品工業は15日、総額5000億円の円建てハイブリッド債(劣後特約付き社債)を発行すると発表した。ハイブリッド債は資本と負債の中間的な性質をもつ。条件決定は6月上旬を予定しており、調達資金は既存社債の借り換えに充てる。

武田薬品は2019年にアイルランド製薬大手シャイアーを買収後、大規模な借り入れを実施した。返済のために同年6月にハイブリッド債5000億円を発行した。24年10月6日に初回の任意償還日を迎え、借り換えのために今回社債を発行する。

15日に関東財務局へ訂正発行登録書を提出した。年限60年で、利率は未定。発行から5年経過後に期限前償還が可能となる。主幹事に三菱UFJモルガン・スタンレー証券とSMBC日興証券、みずほ証券を指名した。格付けは日本格付研究所(JCR)から「シングルA」の予備格付けを取得する。

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