HIOKIが15日に発表した2024年1〜3月期の連結決算は、純利益が前年同期比26%減の12億円、売上高が9%減の91億円だった。電気自動車(EV)市場の成長が減速するなか、中国でバッテリーの生産に向けた設備投資が鈍化し主力の電気計測器の需要が落ち込んだ。

前年同期は新型コロナウイルス禍が落ち着き経済活動が再開したほか、値上げ前の駆け込み需要で収益が押し上げられており、その反動減もあった。

24年12月期通期の連結業績は純利益が前期比5%増の66億円、売上高が7%増の420億円と見込む。「受注が回復傾向にあり、多くの新製品の投入も計画している」(財務担当者)ことから、増収増益の予想を据え置いた。

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